透析看護師の転職│療養病棟で働く際の心構えとは?

透析看護師から療養病棟への転職について

療養病棟では医学的な管理のもとで、介護をしたり、機能回復を目的として看護ケアをする場所です。病状が安定しているため、医師や看護師の配置は少人数ですが、やはり介護職員の人数は適切な人数を配置しなければなりません。
透析看護師の専門看護師になるには

急性期とは違うため、検査や採血という業務は少なく、また常備している薬の量も少ないので、初めて転職される看護師は驚くようです。急性期であれば、すぐに採血し、血液からさまざまなデータを読み取ります。そして治療方針を決め、点滴や投薬などに活かされます。

事前に知識があったとしても、実際の現場に転職してきた看護師は、そのギャップに耐えられず退職をしてしまう方も少なくありません。看護師として、必要最低限の医療しか行っていないと思うのかもしれませんね。しかしこれには病院での財政も関係しています。

高額な治療をいくら行っても、病院側が受け取れる診療報酬は一律なのです。もしかしたら検査をするたびに赤字になるかも知れません。必然的に赤字を出さないために投薬などが制限されるのです。しかし中には、院内ではなく専門医の診察により、薬を処方することもあります。病状によっては、徐々に薬の量を減らし、最終的には内服しなくても良い状態に持っていきます。

内服しない方が調子が良いという患者さんもいるほどです。またそれは患者さんに「回復している」という気持ちにさせます。病は気からとは言いますが、気持が回復してくると、体も回復する患者さんも多いようです。しかし逆効果になる方もいらっしゃいますから、当然その方の様子を見ながら対応になります。

療養病棟へ転職をする方は、このことを良く知っておくべきです。確かに赤字を回避するための最低限の医療と見えるかもしれませんが、それでも回復する方はいらっしゃいます。むしろ薬の量を減らすことにより、心も元気になるということで、どれだけ現代の医療が薬漬けであるかを実感するかもしれません。

看護師の仕事は、患者さんの回復を手伝うことです。医療を施し過ぎて心身共に弱くさせてしまうことではありません。ですから、療養病棟への転職の際には、また別の覚悟を持って臨む方がよいでしょう。

看護師がパワハラを受けたら考えること

看護師の離職理由に人間関係の難しさが上位を占めています。またパワーハラスメント問題も医療施設に限らず、企業でも発生しています。パワーハラスメント、つまりパワハラですが、優位にある立場にある人間が、適正範囲を超えて精神的、肉体的な苦痛を与えるということです。

これは上司だけでなく、優位性の立場の同僚から受けるパワハラもあります。ただし注意したいのは、業務上適正であれば、たとえそれが注意や指導に不満を感じてもパワハラにならないことです。医療機関での優位性のある立場と言えば、医師や師長、主任そして先輩と言ったものでしょうか。

さてそのパワハラの内容ですが、身体的な攻撃や精神的な攻撃、人間関係からの攻撃、そして業務の押し付けなどとさまざまです。パワハラは、ひとりがひとりに攻撃するのではなく、時に集団となって行われることがあります。

同調現象に飲まれれば、パワハラを行う人間がそれはいけないと自覚をしていても止められない場合があります。もしくはいけない行為ということさえ気が付かないかもしれません。しかも新人や職場に慣れない間にこのパワハラが発生すると、パワハラを受けているにもかかわらず、自分の仕事が要領を得ないせいだと思うようになってしまうかもしれません。

ですから少しでもおかしな扱いを受けた場合は、第三者による客観的な判断が必要になります。ひとりでその問題を解決しようとしないでください。勤務先に組合があればそこへ相談するのも手です。追い詰められ、退社に追い込まれて損をするのは、貴方だけではなく、人材を育てられない勤務先も損失を被ることになるのです。

そして再び新しい人間が入ってきたとしても、悪循環の中では病院の質も低下します。もし近くに相談できる仲間がいない場合は、厚生労働者労働局・労働基準監督署の「総合労働相談コーナー」や法テラスなどで相談ができます。知られていないだけで、相談する場所はあるのです。

精神的にも肉体的にも余裕があまりない職場だからこそ、他人に攻撃的になってしまうのかもしれません。しかし不当な扱いをそのままにしていては、心身を病んでしまいます。その前に転職をして、労働環境の良い職場へかわる方が早いかもしれません。しかし転職先が決まるまでの間、どうか泣き寝入りせず、この現状を変えるために立ち上がってください。